NHK新聞的問題(2)「政治との関係」は曖昧なまま - NHK

「政治との関係」は曖昧なまま

第1の問題は、NHKと政治の距離の取り方が暖昧で、
政府与党に対する批判的な報道がほとんど見られないことである。

芸能番組プロデューサーの番組制作費使い込みと、
NHK教育の慰安婦問題を取り上げた番組への政治介入に揺れたNHKで、
海老沢勝二・元会長が退陣して4年余り。
NHKはNHK改革を叫び、05年度からは、毎年視聴者への「約束」を掲げて、
「約束」評価委員会が達成度を検証している。

ところが約束では、番組介入事件で露呈した政治との近すぎる距離という問題が、
まったく触れられない。

海老沢時代の放送総局長は「（番組内容の自民党への）事前説明は当然」と
公言していたのに、NHKは「自律していく」と抽象的に宣言するだけ。
どこがまずくて、どこをどう改めたのか、依然として不明なままだ。

だからNHKの政治報道は政治家の発言や政治的な事件をそのまま伝えるものの、
政治の腐敗を批判する、権力の横暴を暴くといったモチーフがとても希薄だ。

私は、逓信ボスの自民党政治家が「XXをNHKに出してくれ」と
電話で話す部屋に居合わせた人物から、
「当日夜7時のニュースに会話通りの政治家が出てきた」と聞いたことがある。
複数のNHK報道記者からも
「何の脈絡もなく、誰それをニュースに出せという命令があってとても苦労した」
と聞いた。そんな悪習は一切やめたとは、
NHK会長以下、誰からも聞いたことがないのだ。

NHKが政治、とくに政府与党に弱いのは、
首相が任命する経営委員会がNHK会長を任命する仕組みだから。
さらに、国会でNHK予算を承認してもらう必要があるからだ。
以上は放送法の規定で、 NHKの宿命ともいえる。

その結果、NHKは自らにとっていちばん大切なのは政治家、
それも首相を出し、国会で多数を占める与党政治家だと勘違いし、
彼らにおもねってしまう。

NHKの報道は「尺」を非常に気にする。
賛成派と反対派のコメントはピタリ25秒ずつと、ひたすら長さにこだわるのだ。
同じ分量だけ両論併記しても、公正や中立とは関係ないのだが。

よい例が、イラク戦争当時の報道だ。
反対デモの取材を願い出たNHK報道記者に、
上司が「賛成デモと同じ尺で撮れ」といったと、当の記者から聞いた。
賛成デモなど皆無だから、
政府方針に反するデモは取材も放送もするなと命じたのである。

政治を気にして面倒な対立点に触れないNHKの報道姿勢は、
「NHKスペシャル」にも共通している。

最近のNスぺは、長く続いた政治部優位が崩れ、
番組づくりの自由度が増したことも幸いして、終戦特集などに力作が多い。
たとえば日中戦争について、分厚い取材を重ね、
映像も構成もしっかりした番組を作る。

その番組だけを見れば結構な出来だが、なにしろ70年ほども前の話。
「頼むから同じ切り口で、イラク戦争やアフガン戦争をやってくれ」と思うのは
私だけではないだろう。

4月10日放送のNスペ「象徴天皇 素顔の記録」も
NHKにしか作ることができない感動作だった。
しかし、宮中祭祀の問題や女帝問題を突っ込んで扱うNスペ番組というものはない。
それは最初から決して手を付けないのが、NHKの報道なのだ
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預算，高層都是政府指派的，也難怪NHK的新聞會比較保守
不過這就是國家電視台的宿命吧~

PS：因為我覺得NHK算是有點政府色彩的公共電視台
所以這邊自作主張的用國家電視台（非國營電視台）來稱呼
我不是這方面的專家，所以如果這樣用有錯誤
或是有貼切的名詞，請大家指教～


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