不安が意欲かき立てる 「花嫁の父」主演の柳葉敏郎
不器用で誠実。毎日放送開局60周年記念ドラマ「花嫁の父」(TBS系、1月8日夜
9時)で演じる里志は、そんな男。似てますね、と感想を伝えたら、「僕、決して無口
でも寡黙でもないですけど」と笑われた。
でも、質問にはしばし黙考した。言葉の滴がぽたりとこぼれ落ちるのを待つように。
里志は新潟・山古志で闘牛を育てている。結婚話が破談になった娘の美音(貫地谷し
ほり)は、東京で丸(向井理)と出会い、恋に落ちる。事件は起きぬまま、日常が過ぎ
る。「普段の生活の、小さな出来事が、見事に描かれている。こういうのが日本のドラ
マと思ってるんです」
娘は耳が聞こえない。その親を演じるのに、特別なことはしなかった。「どんな人に
も、何らかの障害が必ずあるはずなんです」という思いもある。一方で、久しぶりとい
う恋愛シーンは「楽しかったです」と繰り返し、顔がほころんだ。
雪深い秋田に戻って5年余。家族と過ごす時間が、より長くなった。情報の多すぎる
東京が「せわしい」街にみえる。仕事への不安はある。だが「その方が、新しい仕事へ
の意欲がわくような気がする」とも言う。
言葉の端々に野球用語が。「里志は考え方が非常にシンプル。変化球を投げるピッチ
ャーではない」「僕も恋愛がへたくそでしたね。決め球を持ってないですからね」。で
は、俳優・柳葉敏郎を例えると?
「仕事は1回戦ですよね。常にトーナメントを戦っている、次があると思ってはいけ
ない」
困難から逃げずに、向き合う勇気を、もらった気になった。
(文・井上秀樹 写真・遠藤真梨)
http://www.asahi.com/showbiz/tv_radio/TKY201112290103.html
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不器用で誠実。毎日放送開局60周年記念ドラマ「花嫁の父」(TBS系、1月8日夜
9時)で演じる里志は、そんな男。似てますね、と感想を伝えたら、「僕、決して無口
でも寡黙でもないですけど」と笑われた。
でも、質問にはしばし黙考した。言葉の滴がぽたりとこぼれ落ちるのを待つように。
里志は新潟・山古志で闘牛を育てている。結婚話が破談になった娘の美音(貫地谷し
ほり)は、東京で丸(向井理)と出会い、恋に落ちる。事件は起きぬまま、日常が過ぎ
る。「普段の生活の、小さな出来事が、見事に描かれている。こういうのが日本のドラ
マと思ってるんです」
娘は耳が聞こえない。その親を演じるのに、特別なことはしなかった。「どんな人に
も、何らかの障害が必ずあるはずなんです」という思いもある。一方で、久しぶりとい
う恋愛シーンは「楽しかったです」と繰り返し、顔がほころんだ。
雪深い秋田に戻って5年余。家族と過ごす時間が、より長くなった。情報の多すぎる
東京が「せわしい」街にみえる。仕事への不安はある。だが「その方が、新しい仕事へ
の意欲がわくような気がする」とも言う。
言葉の端々に野球用語が。「里志は考え方が非常にシンプル。変化球を投げるピッチ
ャーではない」「僕も恋愛がへたくそでしたね。決め球を持ってないですからね」。で
は、俳優・柳葉敏郎を例えると?
「仕事は1回戦ですよね。常にトーナメントを戦っている、次があると思ってはいけ
ない」
困難から逃げずに、向き合う勇気を、もらった気になった。
(文・井上秀樹 写真・遠藤真梨)
http://www.asahi.com/showbiz/tv_radio/TKY201112290103.html
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