渡哲也と渡瀬恒彦「最後でしょう」４０年 - 日劇

渡哲也と渡瀬恒彦「最後でしょう」４０年ぶり兄弟共演！

http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20111110-OHT1T00023.htm


俳優の渡哲也（６９）と渡瀬恒彦（６７）が４０年ぶり２度目となる兄弟共演を果
たす。ＴＢＳ系で１２月２３日に放送される年末ドラマスペシャル「帰郷」（後９
時）でＷ主演し、確執のある医師兄弟を演じる。９日、渡瀬が渡の顔面を花でたた
きつけるシーンなどが収録された。前日に電話で打ち合わせするなど息の合った演
技を披露している２人だが、共演は今回が最後になるという。

　貴重な共演が実現した。渡と渡瀬。円熟期を迎えた大物兄弟が、４０年ぶりに一
つのドラマを作ることになった。１９７１年のＮＨＫ「あまくちからくち」で双子
の兄弟を演じて以来。今回は、医師の兄弟役を務める。

　４０年間に２、３度の共演のオファーがあった。渡は「照れくささからやる気は
なかった。でも、この年になると、それもなくなりました。ツネとならやってみた
いとね」と説明した。小椋正樹プロデューサーは１０年前から企画を温めており、
半年前、渡瀬を通じて、渡にオファーを出した。渡瀬は「我々が持っている時間は
、そうないものですから」と実現を喜ぶ。

　２１年間の確執があった兄弟が、和解していく物語となる。この日、都内で初め
て共演場面が収録された。兄弟げんかする回想シーンが２つ。渡が渡瀬の胸ぐらを
つかみ、突き飛ばす。渡瀬が、亡くなった娘の墓に供えられた花を花瓶から抜き取
り、渡の顔面を強打するシーンだった。

　兄弟の息はすこぶる合っている。前夜、渡は渡瀬に電話した。渡は「どの程度、
エスカレートさせるか相談しました。兄弟のメリットで、重いシーンを撮るとき、
非常に助けになる」と明かした。また、「４０年前は実の兄弟を演じているという
意識があったかもしれませんが、今はないです。弟は本当にうまい役者になった」
とも。普段から、互いの出演作を見た後に感想を言い合う仲だという。

　２人の共演は今回がラストになる。渡は「おそらく、（共演は）最後でしょう」
と話し、渡瀬も「両方のスケジュールが合って、両方がおもしろがれる企画があれ
ばですが、難しいですね」と続けた。「帰郷」が兄弟共演の集大成となる。

　◆４０年前の初共演ＶＴＲ　「あまくちからくち」は１９７１年４月から１年間
放送。２人は京都・伏見の造り酒屋に生まれた双子の兄弟役。家業を継いだ兄（渡
）と、独立して自由に生きる弟（渡瀬）の対照的な姿をコメディータッチで描いた
。「はじめは照れくさかった」と言っていた２人。渡は「自分のことはさておいて
、弟の芝居を見ているとぎごちなくて、ハラハラしちゃう。なにしろ２人きりの兄
弟だから、こいつがかわいくてしようがないんでしょうね」と弟思いの一面をのぞ
かせていた。

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◎SP「帰郷」W/久松真一 P/小椋正樹 D/村田忍
http://www.tbs.co.jp/kikyou2011/
TBS年末特別企劃 12/23 金21

渡哲也 渡瀬恒彦 富司純子 大竹しのぶ 柄本明



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