“演劇のニナガワ”から「監督・蜷川」へ… - 日本

By Oliver
at 2007-11-20T08:42
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“演劇のニナガワ”から「監督・蜷川」へ…“天然”19歳で勝負をかける
世界的演出家の蜷川幸雄氏(72)がメガホンを執る金原ひとみさんの芥川賞受賞作
「蛇にピアス」(08年公開)が19日、クランクインした。蜷川監督はオールヌード
が条件の主演女優に、演技を始めてまだ2年目の吉高由里子(19)を抜てき。「いく
ら有名だろうと脱ぐ迷いがあるのなら、そんな虚名などいらない」世界のニナガワがほ
とんど無名の吉高の度胸にほれ込み、19歳の可能性にかけるつもりだ。
金原ひとみさんが20歳で芥川賞を獲得した「蛇にピアス」。サディストの入れ墨彫
り師、男と同居中の女性主人公が舌にピアスを入れ、肉体改造にハマっていく中での激
しい愛や絶望を描く。映画は小説に忠実で暴力、性描写も多く、映倫審査で「R─15
」指定はもちろん「R─18」になる可能性もある。
そんな激しい役に挑むのが吉高由里子。オーディションで監督を圧倒した。なんと「
世界のニナガワ」を知らなかったのだ。「てっきり稲川淳二さんに会えると思って行っ
たら、知らないおじいちゃんがいた。マネジャーに怒られました」53歳も年の離れた
蜷川監督は「それが逆に良かった。ふふふ、若者の生き血を吸ってやるよ。ドラキュラ
じじいとしてね」
さらにこのオーディション中、巨匠が年ごろの女性を気遣う一抹の迷いを察知したの
か、吉高は「胸そんなに大きくないけど見ますか」と言ってのけ、物陰で披露した強者
(つわもの)だ。蜷川監督が彼女を配役する気持ちはこの瞬間、決まった。
「羞恥(しゅうち)心を抱えた中での彼女の“飛び方”の格好良さ。脱ぐことで現場
が停滞するくらいなら、まだ社会的に認知されていない自由を選びたかった」
吉高には“偉大なる間違い”がもうひとつあった。性描写は「本当に本番させられる
と思っていた。違うと聞いてホッとした」。隣で監督は「じゃあ、本当にやってもらお
うか(笑い)。まるで火星にでも住んでいるような虚実入り交じったところが魅力。彼
女を選んで間違いなかった」早くも成功の手応えを感じ取っている。
演劇ではあらゆる評価をほしいままにしてきた蜷川監督だが、映画では興行、評価と
もに実績はまだ発展途上。「映画を自分のものにできない悔しさがある。まだ新人監督
だな。でも、大好きなんだよ、映画が」小説は105か国で出版され、海外公開も視野
。蜷川氏にとってはいろんな意味での勝負作となる。
◆吉高 由里子(よしたか・ゆりこ)1988年7月22日、東京都生まれ。19歳
。スカウトされ芸能界入りし、04年から複数のCMに出演。06年女優活動を始め、
園子温監督「紀子の食卓」でヨコハマ映画祭新人賞。主な映画の出演作に「歌謡曲だよ
人生は」「転々」(公開中)。ドラマは「時効警察」「世にも奇妙な物語」などに出演
。身長157センチ。B85・W63・H88センチ。特技はスキー。
◆ARATA、高良健吾出演 サディストの入れ墨師のシバ演じるARATAは「難
しい役だと思いますが、髪をスキンヘッドにした時点で演じる覚悟は決まってます」。
また主人公と同居する男アマ役には若手成長株の高良健吾。「原作は早くに読んでまし
た。自分とは違い過ぎる激しい役だががんばります」と話している。
(2007年11月20日06時00分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20071120-OHT1T00037.htm
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